新歓で

先日の新入生歓迎会で、博士課程を卒業して特別研究員という形で研究を続けられている先輩と席が近かったので話した
飲んでたので詳しい話の流れは忘れてしまったけど、就活の話から転じたのだと思う

「そもそも将来何をしたいと思ってんの?」

元々僕は将来の夢などない、高校の頃から特にない
ただ、「後世にモノを教えるようなことがしたい」と言った
犠牲心というか、長男の思考なのか、後世に自分の経験や失敗を伝え、自分と同じ過ちを繰り返さずに有益に人生を歩んでほしいという考えを持っている
それを言った時にこう言われた

「じゃあ教員免許取って教師になればいいね」

それは何か違うと言った
教師という職業は自分の中でピンとこない
希望としては今の教授のように、一度企業で働いてから再び大学に戻って教授とかやりたい、と

「でも教えることがしたいなら教師の方がよくない?」

…もうこれ以上は恥ずかしくて書かないが

僕の言葉が悪かった
大学の教授は教える職業ではなく、研究する職業なのだ
上手く説明ができなかったせいで、「モノを教えるために教授になる」という意味に捉えられてしまい、それが大学で長い間研究して過ごしてきた先輩には全く理解してもらえなかったのだ

先々の人生を考えていく上で、「将来何をしたいのか?」という質問に対する答えを常に考えておく必要がある
友達は「安定した収入を得たい」と言っていた、立派な目標だ
僕は現状、「後世にモノを教えるようなことがしたい」であるが、むしろその言葉の裏にある意味の方が大きい、それは
「教えられるくらい、ある一分野において秀でた人間になりたい」

結局そこなのだ
自分はすべてにおいて中途半端だから自信が持てない
一分野突出ではなく平均型でいいじゃないか、と言われたが
正直現在、全教科赤点レベルなので何も自信がない

あ、分かった!じゃあ目標はこうしよう
「ある2分野の専門家になる」

そのうちの一つは今の研究分野だ
とりあえずこの一年間で

  • 自分の研究分野
  • プログラミング能力
  • 英語力

で平均レベルまでいこう
さもなければ、この不況でしかも先も見据えてない上にこんな無能な人間に内定を与えてくれる会社など1つもないだろう

友人は英語力は自信を付けたようで、次のステップに移ろうとしている
それに比べ自分はどうだ?あーもう考えるだけ厭になる

四の五の言わずとりあえず勉強しかない