「自分にとって都合のよい会社を選ぶ」

インターンセミナーに行ってきた!
メールにも翻弄され、空気を読めなかったオレは私服で乗り込み、勿論マイノリティで若干焦ったけど、でも意外と私服の人も多くて一安心した

当日は社長のお話とインターンの説明があった
インターンの説明は何かよく分からなかったけど、社長の話はもうめっちゃ面白くて感動した!!内容もさることながらプレゼンの上手さには本当に舌をカメレオンのように巻き巻き

内容は簡潔に言うと「他国の歴史から見た日本の経済状況や社会的ポジションと今後の動向、それに際した就活学生の企業選びについて」ということかな

以下に自分が覚えている範囲でその内容を書くけど、間違っている情報も絶対あると思うので鵜呑みにしないように注意して読んでもらいたい

世界で最初に経済発展をした国はイギリス
しかし彼らは経済の行き詰まりにより大量の失業者を出し、その解決として自国産業を海外の企業に売り払い、自国企業の多くが外資系企業となった
しかし昨今の経済危機により、自社の利益を守るために企業は支店を閉めることになるが、その影響を大きく受けたのは外資系企業の多いイギリスであった
景気に左右される状況に、イギリスは農業国への転換も視野に入れ始めているという

次に経済発展はした国はアメリ
かれらも今回の経済危機により多くの被害を被った国であるが、特に自動車産業は大ダメージであった
景気の悪化で消費者の消費が細る中で、売れる自動車の多くは日本車、アメリカ車は全然売れなくなってしまっている
日本の技術は素晴らしいもので、エコを意識した燃費の良い車はアメリカの人々にもすっかり受け入れられた
このまま行けばすっかり衰退の一途を辿るアメリカであるが、それを支えるのが自国のイノベーション
グーグルとかアップルとか、次のビジネスを造る若き有能な経営者や技術者が溢れるアメリカでは、今回の不況で打撃を受けても人材のクリエイティビティが自国を救うのである

日本もアメリカと似たような状況にある
日本はすっかり裕福になってしまった
昔のような貧乏な状況において、人々の目標は「裕福になること」であり、頑張れば頑張るだけ結果として人々の生活の質は向上していった
日本の強みはモノづくりであり、既存のものを改良することにかけては世界トップクラスである
自動車のパーツで、日本で考案されたものは一切ない、すべては外来品なのだ
昔のアメリカ人は日本車など目もくれなかった「発展途上国の車なんて不安で乗れないよ」と
それが今や、立場は逆転している
今日本はアメリカのような状況に立たされている
現在世界で使われている携帯電話は、圧倒的に韓国製の方が多い
日本人は心のどこかでおもっているはずだ「アジアで作られた製品は不安だ」、まさしくかつてアメリカ人が日本に対して思っていたことを、日本人はアジア諸国に対して思っている

世界経済はいずれ中国とインドが握ることになる
人材的にも、マーケット的にも、そのポテンシャルは計り知れない
日本の技術力はすっかり忘れ去られてしまう日が訪れるだろう

日本は何を変えなければならないか?それは「教育」である
一つの答えに向かって突き進むような現在の日本の教育方針は、かつての日本の状況であればよかった
このような「ロジカル」な教育は、個よりも組織を重んじる人材を作り出し、組織としてのパワーが日本を今日のような成功へと導いた
しかし、もう状況は変わってしまった
これ以上質のよい便利な製品を作っても、日本の人々はもう買ってはくれない
これから必要なのは、人々が意識していなかったような新しい商品であり、それを創造するような人材を育成するひつようがある、アメリカのようなクリエイティブな人間が必要なのだ

しかし、そのようなクリエイティブな人材を教育するのは簡単ではない、少なくとも20年はかかるのだ
ロジカルな教育を受けてきた現在の教育者が、いきなりクリエイティブな教育をできるわけがない、非常に時間がかかる問題なのだ
今のロジカルな人材によって日本の産業を守り、そして20、30年後新しいビジネスを日本で開花させていく必要がある
クリエイティブな人間が、今後の日本の産業を支えていくことになる

まずはこのセミナーで、自分自身がロジカル型なのか、クリエイティブ型なのかを見極めてほしい
ロジカルな人間は大企業で自国の産業を守ってほしい
クリエイティブな人間はベンチャーや中小企業で自分の力を高め、新しいビジネスの創造や人材の育成を考えてほしい

就活を控えた学生が、企業を選ぶ際の最も大事なのことは
「自分にとって都合のよい会社を選ぶ」ことだ
自分がロジカルなのか、クリエイティブなのかを見極め、自分のことをよく知った上で情報をかき集め、自分に都合のよい企業を選んでほしい



ざーっと思い出すとこんな感じ
矛盾とか間違いとか多いと思うけど(汗
しかしすんごい感化されました